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広葉樹カシワの葉にコロニーを形成するカシワホシブチアブラムシと随伴アリのエゾアカヤマアリを用いて,アブラムシに対するアリ随伴のベネフィットとコストを次の2つの条件で定量化した。
(1)アリ随伴のベネフィット:二またにシュートが分かれているY字型の枝を選び,先端の葉を一枚だけ残し,そこにクローンのアブラムシを同数ずつ導入した。一方のシュートの根元に忌避剤を塗りアリ除去コロニーとし,もう一方はアリが自由に接近できるアリ随伴コロニーとした(図1)。このような組み合わせを4本のカシワで合計22組用意し,両コロニーの生存期間,捕食者の数を記録した。
(2)アリ随伴のコスト:(1)と同様に二またの枝を3本のカシワから合計21組選び,アブラムシを導入した。ここでは捕食者の影響を排除するためにアブラムシのコロニーを全て袋掛けした。そして一方のシュートの根元にはアリが通過できるプラスチックチューブを2本取り付け,アリ随伴コロニーとした(図2)。この処理はアブラムシに対する随伴アリのみの効果を検証するために行った。アブラムシのサンプリングは両コロニー内のアブラムシが4齢に達した時に適宜行い,体幅,後脚腿節,成熟胚子数そして総胚子数を測定した。統計にはRandomized-block ANOVA, MANOVAを用いた。
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参考文献
Bristow CM (1991) Why are so few aphids ant-tended. In: Ant-Plant Interactions. Huxley CR, Cutler DF (eds), Oxford University Press, 104-119.
Yao I, Shibao H and Akimoto S (2000) Costs and benefits of ant attendance to the drepanosiphid aphid Tuberculatus quercicola. Oikos 89. 3-10.
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